の名称について
私の住んでする村のことについては、前のページでも触れていますが、三方
を山に囲まれ、地形は急峻で典型的なリアス式海岸を有し、その海岸線の多く
は景観が素晴らしく、日豊海岸国定公園に指定されています。
村の名前は、前にも書きましたが、『米水津村(よのうづむら)』といい、これま
た中々の難読名となっています。
名前の起こりは、その昔、神武天皇が東征のおりこの地に立ち寄られて、
『米』と『水』を補給されたことから、この名前がついたといわれています。
また、本村は地形的な条件から、明治22年以来多くの市町村で合併した中、
一度も合併することなく今日に至り、九州では、『唯一の海辺の村』となって残っ
ており、大変珍しい存在となっています。
昨今の厳しい社会情勢の中、近隣市町村との広域合併の話が持ち上がり
九州に最後まで残ったこの『海辺の郷』もこの3月3日には消えてしまいました。
『夢』の一文字には、私の地域に対する思いや、芸術・文化の振興や、
普及の願い、そして地域の人のこの美術館に対する期待、それと、私に対して
色々とご支援くださっている、多くの仲間の皆さんの思いを込めました。
そういう色々な思いを込めて『米水津夢美術館』と名づけることにしました。
とっても小さな美術館ですが、色々な思いのこもった夢いっぱいの美術館にし
たいと思っています。
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